2010年 07月 20日
普通がすごい時代VS普通にすごい結婚指輪
少し前からよく聞くコトバ「普通に美味しい」とか「普通にスゴイ」とか。
ジュエラーというお仕事をさせていただいていて、シュリンプル(背骨・信念)にしているテーマが「普通」です。
仕事を始めた20代のころ、ジュエリーを作ったり修理したり、デザインすることは簡単だと思っていました。
スジがいいとか言われて嬉しい時期もありましたが、「普通の完成度のジュエリーを作りたい」と腕を磨いているある職人さんに出会って。。。手をつけることを止め、販売に徹することにしました。
普通の仕事って簡単にはできない。
だけど、普通の仕事を普通以上になさっている職人さん、デザイナーさん、メーカーさんが埋もれている事実もありました。
それからは修理一つ、加工一つから商品選別まで見直して、検品マニアになったのもその頃です。
そして、素晴しいジュエリーとお客様の橋渡し・仲人が私の役割になりました。
おかげでお店に並べるジュエリーは激減してしまいましたが、お客様は増えて下さってます。
「普通にスゴイ」が流行語なのは「普通」にはなかなかお目にかかれないことを日本人が感じているからかもしれませんね。

今日の写真は10年以上前に撮影したものです。現在も人気が衰えないデザインが多く含まれています。
今日は10年ぶりにあるジュエリーメーカーの営業さんが関西から来訪してくれました、今ではお取引は無いのですが。元気を充電しに来てくれたみたいです。彼は正義がポリシーのようで、思い悩むことも多いらしくて。ジュエリーメーカーのボスのみなさん、スタッフさんが胸を張れるジュエリーをお願いしたいと思います。
5年10年20年と経った時、ジュエリーのよさの答えがようやく見えてきます。私たちジュエラーは今だけじゃなく未来にも責任をもった仕事をしたいものです。
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