2010年 04月 23日
カラットの謎 指輪のミステリー
つくづく感じる出来事がありました。
花婿さんが、ダイヤモンドの品質4Cをちゃんと下調べしていらっしゃる。
真心はより素晴らしい輝きを贈りたくなるのかも知れません。
ところで、ダイヤの4C品質の1つに「カラット」があります。
カラットは重さの表示で、1カラット=0.2グラムという国際基準になっています。
え?品質のひとつが重さ?
私は素人の頃、何か変だと思った一人です。どうして重さが品質になるの?って。
ダイヤモンドは地球の誕生と同じ頃から、地中にあった炭素が高熱高圧で焼き固められて結晶となりました。
日本でも高知県で見つかった例があるそうです。ですが、日本ではほぼ算出しません。
近年は、ロシアの凍土の中やカナダ、オーストラリアに新しい鉱山が発掘されていますが、もっとも良質な産地は南アフリカという説もあります。同じ品質評価が出ても、産地で美しさの個性が違うのですね。同じダイヤは二つとないと言われる所以です。
あ、話がそれました。本当はとっても貴重な宝石「ダイヤモンド」は、大粒になればなるほど産出量が減ります。そういう意味で、大粒は貴重なため、品質のひとつとされているのでした。
さて、ここでクイズです。下の写真の指輪のダイヤを見てください。
第一問。この指輪のダイヤのうち大きい方はどちらでしょう?
第二問。この指輪のダイヤのカラットは何カラットでしょう?

このブログをカップルお二人で見ていらっしゃったら、答えが異なるかもしれません。人によって大きさは違って見えたりしますので。
カラット数は約1、0ctです。画面によって大きさがことなると思いますが、指に試着してもカラット数がわかる方は少数です。
たとえば、この指輪、指のサイズ5号、身長150cmの女性と指のサイズ10号、身長170cmの女性では、薬指でのボリューム感が異なります。
大きいに越した事はないといわれがちなダイヤですが、花嫁とのバランスもちょっとだけ意識してみてはいかがでしょう。
オシャレのセンスは引き算から生まれる・ということもありますよ!お幸せのご参考に。