2010年 05月 14日
結婚指輪の意味 存在 そしてタブー
日本で最初の結婚指輪は?これ、不明なんです。日本で最初の新婚旅行は坂本竜馬夫妻との事実があるのに、日本のジュエリーの七不思議です。
世界レベルで調べると、、、やはり不明なのですね。ですが、結婚の証に指輪が交わすことは、国(王子)と国(王女)とが結ばれる約束というレベルで始まったようです。戦国時代にさかのぼれば日本も国のための婚姻がありました。
時代が新しくなるにつれ、それが家と家とのための結婚になり、男女の個を尊重した結婚が普通になったのは歴史的にはごく最近と言えるでしょう。
21世紀の今、結婚指輪の意味は男女の心を結ぶ存在という大切な意味を持つようになっていると思います。かつての女性は男性や、男性の親族から指輪を与えられていました。指輪がしきたりの道具だった頃のお話です。
現代は、男女で相談しながら、二人の気持ちがひとつになれる指輪を選ぶ時代です。結婚が人生の墓場ではなくなり人間性を成長させる場になってゆく、だから生涯大切に身に着けられる指輪が見つかったら。。。
二人の魅力を引き出すためにデザインも多様化しています。このブログでずっと紹介しているお互いを尊重しあう選び方が、お二人の未来をもっと幸せに変えてゆく宝もの探しになると思うのです。

お披露目させていただいた指輪はKさんとCさんの結婚指輪。「祈り」と「鯨」です。
今日のお二人も、お互いのお気持ちを理解しあって、結婚までのハードルを次々とクリア。祈りはその名のとおり、幸せが育まれるお守りになり、鯨は夫婦の愛を見守るお守りになってくれると思います。
結婚も恋愛も、月日が経つと相手の気持ちに鈍感になると言われますが、結婚指輪の重みと肌に触れる心地良さを思い出すとき脳細胞を初心に戻してくれます。何かの時には新品仕上げに里帰りしていただきたいのはそのためなのですね。(結婚指輪の選び方といたわり方を大切に出来たら、日本の離婚率が30%とか、少子化とかいった残念なニュースが減るのになぁ。)
何よりも、CさんとKさんのお幸せを、結婚を迎える皆さんのお幸せをお祈りしています!
PS,結婚指輪には「社会的に認められた男女(夫婦)の証」という大切な意味があります。西洋の厳粛な教会では結婚指輪を準備しないと結婚式を挙げられないことがあるそうです。お仕事中やスポーツの時など着けない方がよい場合を除いて、とくにオフィシャルな場所(結婚後のご近所や会社などの交流の場、お子さんの参観日など、行事の時は忘れず着けて下さい。(参観日にお父さんお母さんが指輪を着けていなくて子供さんがいじめられたと大急ぎでサイズ直しにいらっしゃったご夫婦がありました)。それから、葬儀に参列する時は外さなければならない、というのも間違いだと知っておいて下さいね。
岐阜県の俄の結婚指輪・婚約指輪正規取扱店の吉田昇太郎から感謝を込めて