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2009年 07月 31日
職人のスピリット、仕事の流儀
ミキモト装身具で腕を磨かれた後、家業に戻られた四代目宝飾師・猪瀬貞雄さんです。
ミキモトと言えば、国内では洋装の浸透に先んじて、ヨーロッパの高度な技法を取り入れた宝飾品を皇室に納入し、1920~30年代には、アール・デコの装飾様式をデザインの基調に、美しい幾何学模様と知的な直線を特徴とするミキモト独自のスタイルを完成させています。
その中でも宝飾史に名を残す逸品に、1937年のパリ万博に出品された多機能ジュエリー「矢車」があります。それがこちらです。


ミキモト出身の職人さんたちは仕事に妥協をしません。ミキモトの職人と街の職人の違いがそこにあると聞かされました。修理ひとつをお願いしても「そこまで手をかけてくれるの!」という出来栄えです。いわゆる工賃は日本一安くありませんがそれ以上の仕事ぶり納期の厳守で応えて下さいます。ですから仕事が増える一方だそうで、なのに小さな仕事でも引き受けていただけることが有り難いばかりです。
矢車に代表されるミキモトの職人スピリットで猪瀬さんが完成させたのが「知恵の輪の指輪」。この指輪は4つのデザインの指輪が全て繋がって一つの形になっています。一度分解すると・・・・こんなカタチですが元に戻せる人は10人に一人くらいだそうです。

この指輪にチャレンジして完成するとこんな感じです。

完成したこの指輪を着けれる女性には幸運が舞い降りてくるかもしれません。

ミキモトで修行した職人さんには不可能の文字は無いのかもしれませんね。(感動)
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by diarise
| 2009-07-31 19:27
| |ラジオ番組に出演しました|
2009年 07月 12日
サプライズ・プロポーズの指輪の運命
だからサプライズの贈り物を添えて愛を伝えたいのだと思います。
愛する女性に心から歓んでいただきたいですよね。
さて、だからこそ、男性の皆さんにお伝えしたい女性の本音、そして本当に歓ばれた過去の出来事を聞いてください。
「ダイヤの指輪を贈られて嬉しいけど、友達が自分で選ばせてもらったことを知ってかなり残念だった・・・」
じゃあどうすれば??
男性が一人で相談に来てくれたときには、何とか二人で来れない?と提案しています。
どうしても内緒で贈りたい!!
その時は「ダイヤモンドだけ」を選んでもらっています。特別なケースでラッピングして、指輪のフレームの変わりに「極秘」の一品を添えてです。
渡し方は、コインロッカーに隠しておいた男性、CDケースにいれてメモリーソングと一緒に渡した男性などさまざま。
いろんな夢を伺いながら、ご予約いただければ24時間365日ご相談に乗らせてもらっています。
「素晴しい未来を始めるつもりでビジュトリーヨシダを訪ねてほしい」が私の願いです。
ダイヤって、裸石を手に乗せたり触ったり、鑑定用ルーペで中を覗いたり、贈る男性もその魅力を知って、なぜ女性が感動するのか共感していただけたら・・・それが本当の宝物と呼べると思うんです。

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by diarise
| 2009-07-12 16:21
| |新聞・雑誌に掲載されました|
2009年 07月 07日
梅雨明け・・・その暁には 赤夏が到来!
と言うのが当店の夏の風物詩、午後8時に大挙飛来する黒い虫。アリに羽の生えたような虫がショーウインドーには数千匹張り付いてしまう・・・恐怖のあまり画像でお伝えできません。
なのですが20年来この光景が始まると数日内に気象庁の梅雨が明けていました宣言が出ます。とっても正確な虫の知らせです。
そして今日の作品は「暁(あかつき)」と「赤夏(せっか)」

赤夏は人生を季節に例えた時、結婚の頃が夏、そしてその色は赤なのです。昔の日本人が人生の春夏秋冬を青春、赤夏、白秋、紫冬と形容したなごりなのですね。そういえば平成になって青春と言う言葉も死語にちかいような。。。この赤夏はフォルムの中心の斜めのラインが季節の変わりめを表現しているようで、使い込むほど風合いが増す魅力がある指輪です。
私はやっぱり俄の指輪が大好きでなりません。かなり手前味噌だと思いますし、親バカかもしれません。それを差し引いても、やっぱり俄は私の中のナンバー1。ダイヤモンドもこれだけのクオリティーですから選んだ花嫁が何年経っても飽きずに愛してくださってるのも当然だと思います。そして頑張った花婿さんは愛の自信につながっているみたい。みんなの幸せが輝き続けるようにフォローアップも任せてくださいね!
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by diarise
| 2009-07-07 21:02
| |ラジオ番組に出演しました|
2009年 07月 03日
パッション・ミッション・アクション
日本を代表するジュエリーブランドMに、創業者から100年以上受け継がれているという指針。
これを教えてくれたのは当店が仕入でお世話になっているヤスタカさんです。そして彼らがどんなジュエリーを手がけているかと言うと、直営店以外で並ぶかもしれないのはこんなジュエリー(真珠の天使の頭にあるリング)。

そして今、俄とのご縁も幸運。日本のジュエリー史に軌跡を残す方たちとのご縁が21世紀も続いていきます。
今日紹介したい作品はこの「糺の森(ただすのもり)」

私も、こうした素晴しいジュエリーを販売するのに相応しいジュエラーを目指しますね。そしてこうした指輪たちのオーナーになる皆さんにも素晴しい未来が訪れますように!
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by diarise
| 2009-07-03 19:26
| |ラジオ番組に出演しました|
2009年 07月 02日
宇宙と宝石

以前はただのセールストークだと思っていました。
宝石の拡大写真を見てもそうは感じませんでした。
と過去形で書いていますよね。それは

宝石の小宇宙との出会いがあったから、鑑定士仕様の顕微鏡で宝石の中を覗き込んではじめて実感できたからです。(写真はルビー)
こうなると、お客様とこの感動を分かち合いたい!だって、宝石の中に見える内包物が形成されるのに、わずか1mmに億単位の年月がかかっているんですよ。そして模様がとても美しい
思い立ったがなんとやらで、某宝石鑑定機関の代表にお願いして、鑑定用の顕微鏡を払い下げていただきました。お店で、生でごらんになっていただきたいものです。(こちらはダイヤモンド)

宇宙に話が戻りますが、たとえば星がひとつ突然消えたとします。それだけで宇宙の均衡が保てなくなり宇宙全部がなくなってしまう?!という話を聞きました。そう思うと・・・見上げる星一つ一つが愛おしくなります。そういえばダイヤモンドも、光の7色のどれか一つかけても透明な輝きは消えうせてしまいます。その他の宝石も色を失くしてしまう。。。

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by diarise
| 2009-07-02 23:47
| |ダイアモンドの新知識|
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